3D-Gene®の特長

DNAチップの基板はこれまで、スポット形状安定性のために可能な限り平坦なガラス基板が求められていました。しかしながら東レは、この「平坦なガラス基板」という常識を打ち破った「凹凸構造を持つ黒色樹脂基板」を使ったDNAチップ基板を開発することにより、遺伝子の検出感度を約100倍程度増加させることに成功しました。3D-Gene®の4つの特長についてご紹介します。

4つの特長

黒色樹脂基板

黒色樹脂基板によりバックグラウンドノイズを大幅に低減させ、従来、ノイズに埋もれていた低発現遺伝子の検出が可能となりました。

微細柱状構造

基板の検出部に柱状の凹凸構造をもたせることによりスポット形状が安定化し、均一な検出画像を得ることができるようになりました。

プローブ固定特殊表面修飾

独自表面処理技術により基板表面にプローブを高密度かつ均一に固定化することができ、検出性能を向上させました。

ビーズ攪拌

基板上のマイクロビーズ攪拌により溶液が均等に広がり、検出される遺伝子の反応性(シグナル強度)が飛躍的に増加しました。

検出の高感度化によって、遺伝子解析の進展に貢献

※ このサイトに掲載している製品写真は日本で販売しているタイプのものです。