組織・細胞メッセンジャーRNA
サービスの概要
本受託解析サービスはメッセンジャーRNAを測定対象とした3D-Gene® メッセンジャーRNA Oligo chipを使用した解析に関するものです。
DNAチップ(マイクロアレイ)とRNA―Seq どちらを選びますか?
メッセンジャーRNA発現解析をご検討中の方に向けて、RNA-Seqと当社の3D-Geneの双方で同一サンプルの網羅的メッセンジャーRNA解析を実施し、検出データを比較しました。
詳細につきましては資料を準備しておりますので、資料ご提供をご希望の方は、リンク先フォーム へのご入力をお願いいたします。ご入力完了後に資料の閲覧が可能となります。
ご準備いただくサンプル
Total RNA | 組織・細胞 | |
---|---|---|
サンプル量 | 1μg以上 | 別途お問い合わせ下さい |
濃度 | 0.1μg/μL以上 |
※上記の他、以下の点を事前にご確認いただくことを推奨いたします。
- 吸光度測定の結果、OD260/280=1.8~2.0を満たす。
- 電気泳動の結果、rRNAの明瞭なバンドが検出され、分解が認められない。
注意事項
- RNAサンプルはDNase-RNaseフリー水に溶解の上、必ず凍結状態で、冷凍便にてご送付ください(あらかじめご相談させて頂いた日時指定でご送付ください)。なお輸送時のトラブルに関し、弊社はその責任を負いかねます。
- サンプルはtotal RNAをご準備ください。(ISOGENⅡ、TRIZOLなどの抽出法を使用するか、あるいはカラム精製の場合はmiRNeasy mini kitあるいはRNeasy mini kit のご使用を推奨しております。)
- 感染性の高いサンプルはお受けできない場合がございます。ご了承ください。
- ご依頼いただくサンプルがヒトサンプルの場合、インフォームドコンセントを得てください。
- お預かりできるサンプルは、文部科学省が「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」にて定めるP1レベルのものに限らせていただきます。
- サンプルは原則としてご返却いたしかねますので、ご了承ください。
- 本受託解析は試験研究以外の目的(例えば、医療診断や医療用品・食品の製造・検査)には使用しないで下さい。
- サンプル量が少ない(例えば0.5μg以下)場合、2回増幅法をご提案させていただく場合がございます。
- 本解析は当社のプロトコールに従って得られた解析結果をそのまま納品するものであり、解析結果の有用性、目的適合性等を保証するものではありません。
サンプル送付方法
- サンプルであることを明記の上、冷凍便(ドライアイス同梱)にて、お送りください。
- サンプルチューブは直接ドライアイスに触れないよう、箱、チャック袋、エアクッションなどで保護して下さい。
- 予めご相談した日時指定で下記までご送付ください。
- サンプルがヒト検体由来の場合、サンプルには個人情報を記載しないでください。サンプル名には氏名、イニシャル等ではなく、記号などでの匿名化をお願いいたします。
- 到着時に状態を確認します。弊社基準を満たさない場合、あらためてサンプルを送付いただくことがございます。
サンプル送付先
〒248-8555
神奈川県鎌倉市手広6-10-1
東レ株式会社 新事業開発部門 DNAチップグループ行き
TEL:0467-32-8419 FAX:0467-32-8392
レポート、解析オプション
レポートとして、下記資料を納品します。
- 解析報告書
- Rawデータ
- 解析マニュアル
※ 電子ファイルはCD-RまたはDVD-Rに保存し、納品します。
解析オプションでは、DNAチップから得られた数値化データを、群分け解析や群比較解析などの統計学的な解析をいたします。
クラスター解析
学会セミナーレポート
3D-Gene®を使った研究について、ご講演いただいた内容をご紹介します。
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PI3K/Akt シグナルと幹細胞の多能性
大阪大学大学院生命機能研究科・医学系研究科 仲野徹 教授
(2011年1月号) -
RANKLの細胞内輸送システムと骨代謝における役割を解析
東京大学医学部附属病院 鈴木洋史 教授
(実験医学2010年3月号) -
ウイルス由来のRNAを感知するRIG-I、その構造と機能に迫る
京都大学ウイルス研究所 藤田尚志 教授
(実験医学2009年5月号) -
がんと免疫老化
京都大学医学研究科 湊長博 教授
(実験医学2009年3月号) -
がん幹細胞研究の最前線
慶應義塾大学医学部 佐谷秀行 教授
(実験医学2009年2月号)