マイクロRNA Oligo chip
マイクロRNAの網羅的な解析を可能に
機能性RNAの一種として知られているマイクロRNAはメッセンジャーRNAの3’末端非翻訳領域に配列相補的に結合することにより、その遺伝子の発現を調節することが知られています。その遺伝子調節機能は腫瘍形成、発生、ウイルス感染などに関与することが示唆されていますが、多くのマイクロRNAは未だそのターゲットとなる遺伝子が明らかにされていません。
最近では、筋肉特異的なマイクロRNAであるmiR-1がGJA1とKCNJ2を標的として心臓における不整脈発生の可能性を調節することがNature誌で報告される(Nature Medicine - 13, 486 - 491, 2007)等、マイクロRNA研究は発現様式から機能解明へと移行し始めています。3D-Gene® Human / Mouse /マイクロRNA Oligo chipは、高性能DNAチップ基板3D-Gene®1枚にデータベースmiRBase から選定したヒト、マウスのマイクロRNAを検出するアンチセンス鎖オリゴヌクレオチドがスポットされています。高性能DNAチップ基板3D-Gene®は、東レ株式会社が独自に開発しました。特徴ある形状の基板とマイクロビーズを用いた反応時の攪拌方法およびナノレベルの分子制御による遺伝子の固定技術などの独自技術を開発し、高再現性・定量性に加えて、0.1atto mol =10-19 mol)の超高感度を実現しました。これは細胞104個あたり1コピーの発現量に相当します。
搭載プローブについて
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Human (ver.22) |
Mouse (ver.22) |
搭載プローブ名 |
マイクロRNA検出用オリゴDNAプローブ |
マイクロRNA検出用オリゴDNAプローブ |
搭載プローブ数 |
2,632 |
1,963 |
Negative control |
非ヒト由来の配列 |
非マウス由来の配列 |
製品リスト
製品番号 |
製品名(セット) |
説明 |
IH201 |
Human マイクロRNA Oligo chip - 4 plex set(2) |
ヒトマイクロRNAチップセット(2キット)ver.22 |
IH501 |
Human マイクロRNA Oligo chip - 4 plex set(5) |
ヒトマイクロRNAチップセット(5キット)ver.22 |
IM202 |
Mouse マイクロRNA Oligo chip - 4 plex set(2) |
マウスマイクロRNAチップセット(2キット) ver.22 |
IM502 |
Mouse マイクロRNA Oligo chip - 4 plex set(5) |
マウスマイクロRNAチップセット(5キット) ver.22 |
廃番 |
TRT-XR303, TRT-XR519, TRT-XR520,
TRT-XR611, TRT-XR612, TRT-XR529, TRT-XR530, TRT-XR539, TRT-XR540, IR201, IR501, IM201, IM501 |
※ このサイトに掲載している製品写真は日本で販売しているタイプのものです。