ビーズ撹拌

ビーズ撹拌の作用によりシグナル強度が飛躍的に増加

ビーズ撹拌

一般的なDNAチップではハイブリダイゼーション液中の核酸の拡散が遅く、プローブとターゲットの十分な反応が期待できません。一方、3D-Gene®では反応槽内にハイブリダイゼーション溶液と共にマイクロビーズを封入してチップを振盪します。これにより、積極的に溶液の攪拌を行うことができ、静置した場合に比べて反応性が格段に向上します(図A)。ハイブリ実験の結果でも、攪拌しないときに比べ、有効スポット(有意にバックグラウンドノイズと区別できるスポット)が約2000増加していることがわかっています(図B)。
ビーズを用いてダイナミックに溶液を攪拌しますが、平板DNAチップで同様にビーズ攪拌を行うと、プローブ面を傷つけてしまいます。3D-Gene®は基板の柱状構造の上端にプローブが固定されており、ビーズによってプローブが傷つけられることはありません。

※ このサイトに掲載している製品写真は日本で販売しているタイプのものです。